もっとも身近に宇宙を感じることができるイベントといえば、天体観測!条件に恵まれれば、宇宙をその身一つで楽しむこともできます。冬は特に星が綺麗に見える季節なので、ぜひ星座を覚えて天体観測をしてみてください!
うさぎ座
(画像引用:Yahoo!JAPANきっず図鑑)
「オリオン座」の南にあるうさぎの星座です。冬の星座は目立つものが多いのですがうさぎ座も探しやすい星座の一つです。南の空に胴体と2本の耳、前足、後ろ足、しっぽなどを見つけたら、それがうさぎ座です。オリオン座のすぐ下にあるので見つけやすいかもしれません。
エリダヌス座
(画像引用:Yahoo!JAPANきっず図鑑)
ギリシャ神話に登場する川の名前がついた星座です。エリダヌス座は「オリオン座」の左足の辺りから、地平線の方までずっと続いています。エリダヌス座にはアケルナルというとても明るい星があるのですが、沖縄の方まで行かないと日本では見ることができないので、ちょっと南の方へ旅行に行った時に空を見上げてみると見つけられるかもしれません。
おうし座
(画像引用:Yahoo!JAPANきっず図鑑)
白い牛の星座です。目印はアルデバランというとても明るい星。「オリオン座」の西にあります。アルデバランが牛の右目で、左上の2つの星が角を表しています。おうし座のアルデバランの周辺には「ヒヤデス星団」、アルデバランから少し離れた牛の首すじあたりに「プレアデス星団」という有名な星団(星の集まっているところ)があります。
おおいぬ座
(画像引用:Yahoo!JAPANきっず図鑑)
犬の星座で、シリウスという星の中でも最も明るい星が目印です。シリウスは犬の口の先、その下に犬の体を作っている星々があるので見つけやすい星座だと思います。ちなみにシリウス、「オリオン座」のベテルギウス、「こいぬ座」のプロキオンの作る三角形を「冬の大三角」といいます。
オリオン座
(画像引用:Yahoo!JAPANきっず図鑑)
オリオンという狩人を表した星座です。星座の中でも特に有名で、一番簡単に見つけることのできる星座だと思います。冬に南の方を見ればまず見つかります。東側の赤い1等星をベテルギウスといって「冬の大六角」の中心の星でもあります。「オリオン座」の反対側の角にある青っぽい星リゲルは冬の大六角の角のひとつであるので、オリオン座を見つけるとたくさんの星座を見つけることができますよ。
キリン座
(画像引用:Yahoo!JAPANきっず図鑑)
キリンの星座。やっぱり首が長いですね。ただ、明るい星がないので見つけるのは難しいかもしれません。見つけ方としては、北極星の近くにある「おおぐま座」と「カシオペヤ座」のあいだにあるので、それを目印に探してみてください。
馭者座
(画像引用:Yahoo!JAPANきっず図鑑)
馬車などをあやつる馭者(ぎょしゃ)を表した星座。5つの星が五角形をしている星座で、「おうし座」の角の先にあります。5つの星の中でもいちばん明るい星をカペラといい、「冬の大六角」のひとつでもあります。冬の大六角を頼りに探すと見つけやすいかもしれませんね。
こいぬ座
(画像引用:Yahoo!JAPANきっず図鑑)
小さな犬の星座。冬の大三角のペテルギウスがある星座なので、こいぬ座を見つけるときはペテルギウスを目印に探すと見つけやすいと思います。
ふたご座
(画像引用:Yahoo!JAPANきっず図鑑)
ふたごの兄弟の星座。「オリオン座」の左のほうににあるのでとても見つけやすいと思います。カストルとポルックスという2つの明るい星があるので、それがふたご座の目印です。カストルとポルックスが双子の頭で、オリオン座の方に伸びている星が体になっています。
冬の大三角
(画像引用:Yahoo!JAPANきっず図鑑)
冬の南の空にかがやく「オリオン座」の赤い1等星ベテルギウス、その左下の星空の中でいちばん明るい「おおいぬ座」のシリウス、そして、ベテルギウスの左にある「こいぬ座」の1等星プロキオン、この3つの星が作る三角形のことを冬の大三角と言います。
冬の大六角
(画像引用:Yahoo!JAPANきっず図鑑)
「オリオン座」の赤い1等星ベテルギウスを中心にして、「おおいぬ座」のシリウス、「こいぬ座」のプロキオン、「ふたご座」のカストルとポルックス、「ぎょしゃ座」のカペラ、「おうし座」のアルデバラン、「オリオン座」のリゲルがつくる6つの角をつないでできる六角形のことを言います。
おわりに
いかがでしたか?冬は特に星が綺麗に見える季節ですし、オリオン座をはじめとした見つけやすい星座が多いので天体観測にはもってこいの季節です。ただし、星の綺麗に見える真夜中はとても寒いので、防寒対策はやりすぎなくらいの方がきっとちょうどいいと思います。
(ライター:渡邊悠太)